2020年9月18日金曜日

【LINEで発見!!たまごっち】ラブリっちちゃんぎんじろっちくん物語③

「ラブリっちちゃん・・・

 息が苦しい・・・

 ぼくは、もう限界です・・・」

ぎんじろっちくんが大変!

こんなときは

電話で119番をまわすのって

いつもママが言ってたわ!

ぎんじろっちくん、ちょっとお家の電話かりるね。


すぐにやって来た救急車に

わたしもぎんじろっちくんのあとから

一緒に乗ったの。

「看護師さん!

 ぎんじろっちくんは

 どうなってしまったのですか?

 助かりますよね?!」

「落ち着いてください。

 とりあえず病院で医師が

 どんな状態か診ますので

 まずはそれからです」


病院に着いて

ぎんじろっちくんが

手当てを受けるために

運ばれていってから

どれくらい時間が経ったのかしら・・・? 

ぎんじろっちくんは

無事に息を吹き返したのかしら・・・?

でも

まさか、こんなことになるなんて・・・。

ちょっと1日ほど

顔を見なかっただけなのに・・・。

おとうさんが帰ってこない

ぎんじろっちくんのところに

ママのつくったあつあつおでんを

毎日届けるのに

なんだか疲れて

なんかちょっと

いやだなーなんて

思ってしまったから・・・。

そんな悪い子のわたしから

神様がぎんじろっちくんを

どこかへ連れ去ろうとしてるのかなぁ・・・。

そんなの、いやだ。

神様、おねがいです。

わたしはもう、

ぎんじろっちくんにおでんを届けることを

疲れたなんて言いません。

これからは

今までよりももっともっと

心から

ぎんじろっちくんを

大切にします。

だから

ぎんじろっちくんを

どうか助けてください。


やがて

とびらが開いて

白衣を着たお医者さんが

出てきておじぎしました。

「安心してください。

 いまは眠っています。

 朝になれば

 もっと回復するでしょう」

「原因は何なのでしょうか・・・?」

「おそらく

 長い期間にわたる

 孤独のためではないかと・・・。

 極度の孤独による緊張のために

 呼吸困難を起こしたのではないかと思われます」

「そうなのですね・・・」

「でも

 そんなに重いわけではないので

 あしたには退院できますよ」


ぎんじろっちくんは

無事にお家に戻って

おとうさんの帰りを待つ日々が

またはじまっていくわけ。

わたしはまた

ママのつくったあつあつおでんを持って

毎日ぎんじろっちくんのお家に行くのだけれど

なんかもう、前みたいに

疲れないし

いやだなんて思わなくなったの。

反対に

毎日とってもうれしいの!

大好きなぎんじろっちくんと

毎日一緒にいることができて

とってもうれしいの!!

毎日おでんを届けたりって

そういうのはなんか違うんじゃないかなぁって

はじめは思ったりもしたけど、

ぜんぶのことがべつに

まったくわたしの思ったとおりと

同じじゃなくてもいいじゃない!


ある日もまた

ぎんじろっちくんと一緒に

ママのつくったあつあつおでんを

食べていたよ。

わたしはいつからか

ぎんじろっちくんのことが

大好きになっていたけど、

ぎんじろっちくんはわたしのこと

どう思っているのかなぁ・・・?

わからないけど、

嫌われてはいないとおもうなぁ・・・。

だからきょうは

思い切って

気持ちを伝えようと思うの。

「ねえ、ぎんじろっちくん」

「えっ?なんだい?」

「わたし、ぎんじろっちくんの

 お嫁さんになってあげてもいいよ」

(つづく)



ここで、

聖書のことばを1節

ご紹介します。

「神に近づきなさい。

 そうすれば、

 神はあなたがたに

 近づいてくださいます。」

(ヤコブの手紙4章8節)

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